シンボルツリー
アオダモ(青梻)
アオダモは、繊細でしなやかな枝ぶりと、青みがかった美しい樹皮が特徴の落葉高木です。派手さはありませんが、四季を通じて異なる表情を見せることから、近年は住宅のシンボルツリーとして高い人気を集めています。
春から初夏にかけては、枝先に白く可憐な花を咲かせます。ふんわりと霞がかかったような花姿は上品で、庭に爽やかな印象を与えてくれます。また、落葉樹ならではの魅力として、新緑の美しさや秋の紅葉、冬の枝姿まで季節の移ろいを感じることができます。
アオダモは、野球のバットの材料として使われる樹木としても広く知られています。木材には適度なしなやかさと強度があり、プロ野球選手が使用する木製バットの原料として長年親しまれてきました。
近年の住宅外構でよく見かける常緑樹のシマトネリコとは同じモクセイ科の仲間ですが、アオダモは冬に葉を落とす落葉樹です。そのため、夏は木陰をつくりながら、冬は室内へ暖かな日差しを取り込むことができます。
特に人気が高いのが、一本の幹ではなく複数の幹が根元から立ち上がる「株立ち」の樹形です。自然な雰囲気と軽やかなシルエットが特徴で、風に揺れる細い枝葉の姿は非常に美しく、和風・洋風を問わずさまざまな住宅デザインに調和します。上品で飽きのこない樹木として、多くの人に愛されている庭木のひとつです。

